資産及び負債の流動・固定分類

内野恵美
(うちの・めぐみ 公認会計士) 【質問】 当財団法人では、公益法人会計を適用していますが、今後これまで経験のない資産や負債の増減取引が予定されていることもあり、貸借対照表科目の流動・固定の区分についてご教示ください。

 【回答】

1 流動・固定の区分基準

 貸借対照表における資産及び負債を分類する基準として、正常営業循環基準と 1 年基準(ワン・イヤー・ルール)とがあります。これは、企業会計や公益法人会計他、様々な法人形態の会計に共通して適用されています。⑴ 正常営業循環基準
 正常営業循環基準とは、企業等の正常な営業循環過程を構成する資産及び負債は、すべて流動資産・流動負債とする基準です。このとき、正常な営業循環過程とは、商企業を例とすれば

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