第5回 尿酸値の上がりにくいアルコールは?

健康寿命 日常で差をつける健康術
 和田高士
(わだ・たかし 東京慈恵会医科大学大学客員教授・日本医療・健康情報研究所所長)

痛風患者数と酒類の相関

 血液中の尿酸値が高いと、関節が突然痛くなる痛風つうふうという病気を引き起こします。風が吹いても痛む、すなわちじっとしていても痛むため、このような病名がつけられました。さらに尿酸は尿として排泄されますが、高濃度であると腎臓にたまり、腎臓機能障害を引き起こします。なお、もともと女性は尿酸値が低いため、痛風にはなりにくい特性があります。
 尿酸値は名前に尿と付くため勘違いされがちですが、問題視されるのは血液中の値です。飲酒は高尿酸血症の重要なリスク因子ですが、アルコール飲料の種類ごとの血清尿酸値への影響の詳細はわかっていません。
 今回、聖路加国際病院の福井翔

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