【特集】いま、知っておきたい公益・一般法人の「寄附」
【番外編】ドキュメント はじめての寄附 ―寄附手法のニューウェーブを誌上体験―

鎌田智昭
(かまた・ともあき フリーライター)

ネットを利用した寄附はクレジット決済の進化によって、募金箱などで行う「リアル」寄附とは別に独自の進化を遂げている。最新の寄附の実態をレポートする。

日常に溢れる寄附

 寄附と言われてまず思いつくのが、「赤い羽根共同募金」だ。小学校時代は年に一回程度、募金があった。募金なので任意ではあるが、クラスの皆が募金するからと雰囲気のままに数十円~数百円程度の募金をし、赤い羽根をもらって黄色い通学帽に付けて帰った覚えがある。
 次に思い出したのが、「ベルマーク」。日用雑貨や、食品等の商品についているベルマークを学校などで集めて、車椅子等に替え、医療機関や福祉施設に寄附をする。それから忘れてはいけないのが募金箱を抱えて街頭で寄附を募る募金活動。このように思い返せば、子供の頃から「寄附」

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