「非営利組織の財務報告の在り方に関する論点整理」の概要
2021年04月30日

柴 毅
(しば・たけし 日本公認会計士協会常務理事)
森 洋一
(もり・よういち 日本公認会計士協会研究員)
(しば・たけし 日本公認会計士協会常務理事)
森 洋一
(もり・よういち 日本公認会計士協会研究員)
5月26日、日本公認会計士協会非営利組織会計検討会から非営利組織の共通的な財務報告の在り方についての資料が公表された。要約してこれを紹介する。
Ⅰ 論点整理取りまとめの背景
日本公認会計士協会は、平成25年7月2日に非営利法人委員会研究報告第25号「非営利組織の会計枠組み構築に向けて」(以下「研究報告25号」という。)を公表し、我が国における非営利セクターへの期待の高まり、民間からの資源提供の活性化と自立性を高めた経営の必要性、我が国の非営利組織の情報開示に関する課題及び法人形態別の会計基準を踏まえ、一般に分かりやすい非営利組織会計の共通的な枠組みを構築する必要性があることについて問題提起した。研究報告25号の公表後、より広く関係
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