【NEWS】ずさん過ぎる運営で紀州犬保存会の移行認定申請が棄却

 10月19日、和歌山県は社団法人天然記念物紀州犬保存会による移行認定申請を棄却した。当該社団法人は紀州犬の血統登録や血統書の発行、展覧会の開催等を公益目的事業としているが、文化庁が昨年7月に行った実地検査において、展覧会における文化庁後援名義の使用や優勝犬に対し文部科学大臣賞を交付することを許諾する旨の公文書の偽造等、11にもわたる改善項目が挙げられていた。この後のやりとりでも、改善策を話し合うための理事会を開催していないにも関わらず開催したとする議事録を提出するなど、ずさんな運営体制が指摘されており、和歌山県は公益法人を運営するための「技術的能力」を欠いているとして不認定とした。
 なお、県担当者はこの件に関する本誌の電話取材に「(移行申請を受け付けてから)3年もかけて、文化庁と共同して取り掛かった案
                           

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