公益・一般法人オンライン

　先月9 日、公益財団法人日本相撲協会（以下、「相撲協会」とする。）の元理事である貴乃花光司氏は、内閣府公益認定等委員会に対し、相撲協会への立入検査及び是正措置を求める勧告を要望する旨の告発状を提出したことを貴乃花部屋のWebサイト上で明らかにした。
　同サイトによれば、昨年発生した元横綱日馬富士公平氏による傷害事件に関する相撲協会の調査は、公正中立な内容とは到底評価できないものであり、第三者ではなく、身内による全く不十分な調査と報告をもって済ませようとしているとのこと。さらに、貴乃花光司氏自身の理事解任について、いずれも、法的には、解任事由に相当するような理事の職務義務違反になると認めることは困難なものであるにもかかわらず、評議員会は、貴乃花光司氏が求めた弁明の機会を与えずに、理事の解任を行ったとのこと