【非営利組織のファンドレイジング戦略】第15回 関係づくりのファンドレイジング戦略(その3)
2018年06月28日
堀田和宏
(ほった・かずひろ 近畿大学名誉教授)
(ほった・かずひろ 近畿大学名誉教授)
(承前)
Ⅲ 関係づくりのための処方箋
2 組織の適応戦略
前回は、関係づくりファンドレイジングを成功させるには、まず、寄附する人の寄附動機を知り、さらに、深層の寄附動機を探り、そして、どのようにそれらの寄附動機を満たして「寄附者満足」を与えるべきかについて考えた。しかし、本来、関係づくり自体は寄附者と寄附を預かる組織の双方の長期的で持続的な均等な関係にあるべきものなので、関係づくりファンドレイジングもそれを成功させるには、寄附者と同じく寄附を預かる組織も「組織満足」を得る必要がある。少なくとも組織のミッションとその事業活動の正当性とその正当性を担保する自治を護りながら組織の持続的な安定を図るために、組織の側が寄附市場に積極的かつ能動的に
この記事はシェアコモン200利用法人限定です。
無料登録いただくと、公益・一般法人に関する無料登録の方限定記事や
各月の作業内容をつかめる実務カレンダーがお読みいただけます。
- 公益法人・一般法人に特化した専門書籍を10%オフで購入できます!
- 最新の法改正に関するセミナーなどの情報を受け取れます!
- よくある相談と専門家の回答をメールにてお届けします!