第16回 関係づくりのファンドレイジング戦略(その4)
2018年07月25日
堀田和宏
(ほった・かずひろ 近畿大学名誉教授)
(ほった・かずひろ 近畿大学名誉教授)
(承前)
Ⅲ 関係づくりのための処方箋
2 組織の適応戦略
⑶ サービスの質の保証と向上を図る 組織がその存在の正当性を主張し、寄附を預かる妥当性と寄附を効率的に使う能力を訴えることも重要であるが、何よりもファンドレイジングの成功には、寄附市場の主導権を握る寄附者に対するサービスの質を保証し向上させることが必須である。すでに、サービスの質と寄附者維持の関係については多くの研究があり、サービスの質の適切な維持は寄附者関係づくりに決定的に影響することが明らかにされている。つまり、①サービスの質が寄附者満足に大きく影響する。②寄附者満足は寄附者ロイヤルティに影響する。③寄附者満足は組織一体化に影響する。④組織一体化は寄附者ロイヤルティに大きく影響
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