【論壇】資金調達手法のパラダイム・シフト

小林立明
(こばやし・たつあき 学習院大学准教授)
ペンシルヴァニア大学非営利指導者育成修士課程修了。国際交流基金、日本財団等を経て現職。専門はソーシャル・ファイナンス、社会的インパクト評価、NPO経営等。共著に『英国チャリティの変容』(弘文堂)、訳書に『フィランソロピーのニューフロンティア』(レスター.M. サラモン、ミネルヴァ書房)等。 民間公益活動の担い手が非営利組織から社会的企業やソーシャル・ベンチャーなどの営利組織へと多様化し、さらにITなどの最新テクノロジーを利用したイノベーションが進展すれば、民間公益活動の資金ニーズは変化する。これに伴い資金調達手法も、寄付、助成金・補助金中心から、投融資やクラウドファンディングの活用へと発展するだろう。非営利ファイナンスからソーシャル・ファイナンスへのパラダイム・シフトである。
 今年3月に内閣

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