理事等が死亡した際の後任者選任手続と留意点
2018年11月12日
中野千恵子
(なかの・ちえこ 司法書士)
(なかの・ちえこ 司法書士)
はじめに
理事、監事、評議員(以下「役員等」という。)の逝去は、突然の出来事であることがほとんどであろう。頻繁に起こることでもないため、役員等が亡くなった場合に、その後どのような手続きが必要なのか、整理できていないことも多いと思われる。そのような場合に備えて、本稿では役員等が亡くなった場合に必要となる手続きについて解説する。なお、個人(公認会計士)の会計監査人が死亡した場合も、同様の手続きが必要ではあるが、会計監査人は法人(監査法人)が就任していることが多いため、本稿では会計監査人についての説明は省略する。
また、一般社団法人には理事会非設置の法人もあるが、本誌の読者である法人のほとんどが理事会設置法人であると思われるため、本稿に
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