其之二十七 その会計用語に御用だ!
2019年12月10日
古市雄一朗
(ふるいち・ゆういちろう 大原大学院大学准教授)
(ふるいち・ゆういちろう 大原大学院大学准教授)
間違って使っていませんか!?
言葉が本来の意味とは異なる意味で使われ、誤用の方が一般に広まっているケースは、世の中でしばしば見受けられる。例えば、「異同」という言葉は、その字から「異なっている点と同じ点」という意味で用いられるが、本来は「同」の字には意味がなく「異なっている点や違っている点」というのが正しい意味である。このような用語の混乱は、専門用語の用い方にも多く見られる。例えば、本連載の記念すべき第1回目で扱った「説明責任」や「アカウンタビリティ」という用語も本来の会計用語と一般用語では、異なる使われ方をされている。他にも、当事者の間でそれぞれがその言葉から受けるイメージが異なっている場合というのもある。例えば、編集や出版の業界において用いられる締切という用語はその最
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