【宵越しのゼイはもたねえ。】シーン44 巡りめぐって消費者へ…

上松公雄
(税理士・ニューカルチャー研究室)

「私は誰?」「ここはどこ??」

 主人公や主要な登場人物が記憶喪失に陥るという設定は、ミステリーに、ファミリーもの、恋愛もの、コメディと、フィクション作品のあらゆるジャンルで多用されており、各ジャンルにおける設定というよりは、むしろ、記憶喪失ものとして括る方が適当であるようにも思われます。
 近いところでも、NHKの朝の連続テレビ小説において、記憶喪失になり行方知れずになったお父さん役を演じた役者さんが、別のドラマで、記憶を失くした刑事として活躍していました。また、2019年の夏から秋にかけても、主人公が記憶喪失に陥る作品が複数公開され、そのうちのひとつが『記憶にございません!』(監督:三谷幸喜、2019年)でした。

記憶喪失が功を奏する!?

 アラフィフ
                           

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