Q.建物売買契約のキャンセルにより収入する違約金の処理
2020年05月25日
上松公雄
(うえまつ・きみお 税理士)
(うえまつ・きみお 税理士)
Q.建物売買契約のキャンセルにより収入する違約金の処理 当社団では本部建物の移転を計画し、慎重に物件の選定を進めてきましたが、先頃、ようやく条件に適う物件が見つかり、売主との間で仮契約を結ぶとともに、手付金について支払いました。
ところが、今次の世間的な状況を憂慮して売主から解約の申し出を受けました。これにより、手付金の返還と仮契約の条項に基づき違約金を受領することになります。
手付金に関しては仮払金の戻りなので特に問題ないものと考えますが、違約金については、どのように処理すべきでしょうか。
本部建物は使用割合に基づいて30%を収益事業(請負業)の資産として区分経理しています。これに基づいて今回の物件選定に係る経費も30%を収益事業の費用として処理してき
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