適正な労働時間管理の方法とポイント
2020年07月13日
假谷美香
(かりや・みか 特定社会保険労務士)
(かりや・みか 特定社会保険労務士)
- CATEGORY
- 労務解説・労働時間管理
- 対 象
- 公益法人・一般法人
目 次
- Ⅰ 新型コロナウイルスの影響で働き方が変わる
- 1 テレワークの台頭
- Ⅱ Q&Aで学ぶ、労働時間管理の原則
- Ⅲ 勤怠と労働時間、何が違うのか?
- 1 勤怠と労働時間
- 2 No work, No pay.の原則
- 3 事前のルール決定・周知・実行
- Ⅳ Q&Aで学ぶ、テレワークにおける労働時間管理の注意点
- Ⅴ 最後に 法定三帳簿の備付
Ⅰ 新型コロナウイルスの影響で働き方が変わる
2020年2 月より新型コロナウイルスが日本に上陸し、国内の労働者の働き方が一変した。本稿を執筆しているのは4 月末、緊急事態宣言が出されて3 週間が経つ。日本の中枢といわれ、人口930万人を擁する東京都内においても人はまばらで、朝夕のラッシュもなくなった。それでも都内の人出は政府の目標とする7 割減に満たず、「不要不急の外出の制限」が続いている。筆者はこの新型コロナウイルスを契機として、地球上の産業や人間の働き方が大きくシフトすると考えている。Afterコロナあるいはwithコロナ時代到来後、地球規模の産業変革が起こるだろう。今後、経済がどうなるか、人の寿命がどうなるか、そこまでは見通すこと
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