【解説】会計ソフトを使っていてもなお知っておきたい公益・一般法人の決算実務

竹内啓博
(たけうち・ひろよし 公認会計士・税理士)
法人の経理担当者が会計ソフトを十分に理解し、使いこなせていることが、決算書類をミスなく作成するポイントではないだろうか――。

はじめに

 公益法人にはその認定の基準として「経理的基礎」が要件として挙げられていることから、一定水準の経理レベルを達成し、認定後も継続的に維持されているはずである。しかし、一般法人では小規模な活動を行うのみで、管理体制が整備されていないことが多いのが実情であろう。そこで本稿では、決算処理の過程で公益法人も含め一般法人の経理担当者であればここだけは会計ソフトに頼るのではなく、ご自身の頭で理解していただきたいポイントをピックアップして解説する。また、日常の入力ミスを無くすためにパターン仕
                           

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