シーン22 永遠の臨時措置
2018年07月09日
上松公雄
(うえまつ・きみお 税理士・ニューカルチャー研究室)
(うえまつ・きみお 税理士・ニューカルチャー研究室)
原作は現在絶版です
初めてレイトショーで観た映画は、『小説吉田学校』(監督:森谷司郎、1983年)。当時、高校2 年生(16歳)、父親と一緒に楽天地での鑑賞でありました(注1 )。『小説吉田学校』には、文字どおり、政治評論家の戸川猪佐武(注2 )の筆による原作小説があります。第一部「保守本流」から第八部「保守回生」によって構成され(1981年、角川文庫版)、吉田茂首相の時代から大平正芳首相が衆参同時選挙中に急逝し、自由民主党が圧勝するところまでのドキュメンタリー風味の作品となっています。現在、絶版で(学陽書房版を含む。)、電子書籍も出版されていません。小説ではありますが、近代史の裏面を知る資料ともいえるので残念です。
映画は、原作の第一部を基にしており、主人公は吉
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