変調を来たす景気
2018年11月22日
山澤成康
(やまさわ・なりやす 跡見学園女子大学教授)
(やまさわ・なりやす 跡見学園女子大学教授)
景気基準日付(景気の山と谷が確定した日。内閣府が設定。)によると、日本経済は2012年11月以来景気拡大を続けてきたが、変調の兆しが見える。2018年10月は日経平均株価が大きく下落した。2万4,246円で始まり、2万1,920円で終わった。およそ2,300円、9.6%の下げである。証券市場が経済を先取りしているとしたら、実体経済の変調を敏感に嗅ぎ取ったのかもしれない。
米国が保護主義的な動きを強めており、中国に対して関税を引き上げている。2018年9月には2,000億ドル相当の品目に10%の関税を上乗せした。2019年1月からは25%に引き上げられる。これが実現すれば、中国から米国への輸出は減ることが予想される。中国製品のサプライチェーンは日本の製造業にも繋がっており、日本企業の
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