【景気のゆくえ】2019年の日本の景気
2018年12月20日
門多 治
(かどた・おさむ 日本経済研究センター特任研究員)
(かどた・おさむ 日本経済研究センター特任研究員)
年初にあたり、今回は2019年の景気を見通してみよう。
日本経済研究センターが毎月行っているESPフォーキャスト調査(約40名の民間経済予測機関のチーフエコノミストへのアンケートの平均)では、12月調査(12/12締切)で18、19年度ともに0.7%の実質成長率予測だった。18年度が夏の気候要因などで下方修正されたものの、19年度の消費増税を織り込んでも、0%台後半から1%弱と見込まれる潜在成長率並みの実質成長が平均的な予測だ。
フォーキャスター全員が、まだ景気は拡大局面にあると判断しているものの、今後1年以内に景気の転換点が来る(山を迎える)とみる確率は、半年前の29.5%から39.6%に上昇した(39人の回答者平均)。まだ景気は下降局面ではないが、下降局面には弱気8名(
この記事はシェアコモン200利用法人限定です。
無料登録いただくと、公益・一般法人に関する無料登録の方限定記事や
各月の作業内容をつかめる実務カレンダーがお読みいただけます。
- 最新の法改正に関するセミナーなどの情報を受け取れます!
- よくある相談と専門家の回答をメールにてお届けします!