輸出の先行きはどうか

門多 治
(かどた・おさむ 日本経済研究センター特任研究員)

 2018年12月の通関統計速報が公表され、輸出が▲3.9%と昨夏の気象要因を除けば約2年ぶりに前年割れした。年間の通関輸出は81.5兆円と前年を4.1%上回ったものの、17年の11.8%増から減速だ。
 今回は、今後の景気の鍵を握る輸出の現状と先行きを概観する。
 まず、18年計の輸出総額そのものはリーマン危機直前の07年(83.9兆円)に次ぐ高い水準である。しかし、地域別にはアジア・欧米向けを中心に減速した。秋以降は中国を含むアジア向けの変調が目立つ。
 本欄で使用してきた商品分類6分類(自動車・同部分品〔18年輸出総額に占めるシェア20.0%〕、電算機類・同部分品を含む電気機器〔同19.1%〕、一般機械〔同18.5%〕、化学製品〔同11.0%〕、鉄鋼・非鉄・金属製品〔

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