取引書類における電子印等の活用法~PDF化でコスト削減!~
2019年04月19日
堤 世浩
(つつみ・せいこう 弁護士)
(つつみ・せいこう 弁護士)
- CATEGORY
- 法人運営・電子文書
- 対 象
- 公益法人・一般法人
目 次
- はじめに
- Ⅰ 法律上、押印が義務付けられている文書は限られている
- 1 押印が求められている理由
- 2 電子印の場合はどうか?
- 3 電子印の限界
- Ⅱ 紙の必要性と電子化の意味
- 1 電子印鑑はどのような書面に向いているか?
- 2 電子署名との関係
- 3 電子印鑑の作り方
はじめに
請求書、見積書、発注書、契約書など、ビジネスシーンでは日頃から取引書類のやりとりが頻繁に行われています。この取引書類のやりとりについて、すべて紙で行うことをルールとしている企業や法人もまだまだあります。たしかに紙の安心感というものは否定できません。しかしながら、印刷・製本・封入・郵送・保管等の手間・コストも、蓄積すればとても大きなものとなります。これらのコストは企業によっては、年間数千万円にも及ぶとの国内試算も出ています。そこで、これらの手間・コストを削減するため、取引書類を紙に代えて、PDF化(データ化)してやりとりすることが増えています。具体的には、取引書類データ(Word、Exc
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