シーン53 「子ども食堂」は誰が営むべき…?
2021年02月10日
上松公雄
(うえまつ・きみお 税理士・ニューカルチャー研究室)
(うえまつ・きみお 税理士・ニューカルチャー研究室)
年々増える「子ども食堂」!!
NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえの調査によりますと、全国の子ども食堂の数は、平成30(2018)年の調査においては、少なくとも2,286箇所、令和元(2019)年の調査においては3,718箇所あるものとされています。また、とあるコンビニ大手の会社が余剰食品を子ども食堂に寄附する取組みを始めた他、別のコンビニ大手が自ら子ども食堂の運営に乗り出すことを表明するなど活動が活発化している状況が認められます。ところで、わが国における子ども食堂が、いつ、どこで、誰が始めたものであるかについて知ることは容易ではありませんが、その活動や取組みが始まるきっかけ(のひとつ)については『こどもしょくどう』(監督:日向寺太郎、2019年)によって知るこ
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