第17回 ▼ 非営利組織の特性(その13)

堀田和宏
(ほった・かずひろ 近畿大学名誉教授)

(承前)
 第5章 非営利組織行動に関する多様な視点 

1 多様な行動モデル

 前章では、特に営利企業との比較において、非営利組織の行動は非営利組織の顕著な特質(目的、制約、サービスの性質)によって基本的に大きく異なると想定されること(本誌5月合併号参照)、ただし、第15回(本誌6月1日号)では、その行動は内外の情況諸要素(規制と保護、資源の依存性、市場の競争状態、あるいは経営指導者や専門職の性質と姿勢、組織を取り巻くステークホルダーの関与など)によって影響されることを説明した。
 現にこれまでに、前章で述べたいわば理念型から離れて、現実の非営利組織行動に関する実証から非営利組織は内外の情況によってどのような行動をするのかについて、経営者行動を軸として営

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