資金収支予算書の作成と承認の工夫

中務裕之
(なかつかさ・ひろゆき 公認会計士・税理士)

資金収支予算書の実効性を高めるにはどうすればよいか、また事業別・部門別に予算統制を行いたい場合、どのようにすればよいのか、そして資金収支予算書の承認についてどのような工夫があるか――。ここでは予算統制にあたっての実践方法について解説する。

はじめに

 本稿では思考を柔軟にし、それぞれの法人の実態に応じて、実質的、そして有益な予算統制を行うための工夫を提案する。
 予算統制の手法は「公益法人会計における内部管理事項について」(平成17年3月22日、公益法人等の指導監督等に関する関係省庁連絡会議幹事会申合せ)(以下、「内部管理事項について」という。)に記載された様式や内容に無条件に従えばよいというわけではない。
 限られた資金をどのように有効に使用す

この記事はシェアコモン200利用法人限定です。

利用法人の方は、下記からログインしてください。
シェアコモン200のサービスについて、詳しく知りたい・登録したい方はお問合せください。

ログイン

無料登録いただくと、公益・一般法人に関する無料登録の方限定記事や
各月の作業内容をつかめる実務カレンダーがお読みいただけます。

  1. 最新の法改正に関するセミナーなどの情報を受け取れます!
  2. よくある相談と専門家の回答をメールにてお届けします!
無料登録はこちら