第 1 回 公益法人との出会い

渋谷幸夫
(しぶや・ゆきお 全国公益法人協会特別顧問)

はじめに

 私が公益法人制度に係わるようになって、もう50年以上にもなります。わが国における公益法人制度は、明治29年に制定された民法(明治29年法律第89号)において初めて設けられたものでありますから、私と公益法人との関係はその半分にも及びません。
 昭和44年 4 月 1 日、私は神奈川県(総務部職員課)から財団法人神奈川県弘済会(現一般財団法人神奈川県厚生福利振興会。以下「弘済会」という)に経理課長として派遣を命ぜられた。法人の事務所は神奈川県庁本庁舎の屋上のカマボコ型の建物(駐留米軍のカマボコ型兵舎の通称名)の中にあった。
 経理課長に就任後、間もなくして全国公益法人協会(以下「全公協」という)の川崎貴嗣氏(以下「川崎さん」という)が営業を兼ねて挨拶に見えられた。

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