第3回 尿酸の検査

尿酸とプリン体

 居酒屋の話題といえば、痛風、尿酸、プリン体、ビールですね。今回のテーマは尿酸値です。まず、尿酸値とは通常、血液検査での量(血中尿酸)であって、尿検査(尿中尿酸)ではありません。
 尿酸とは、「プリン体」という物質が体内で分解されてできる燃えカスです。プリン体は運動したり臓器を動かしたりするためのエネルギー物質で、体内で常に作られています。つまりプリン体が多く生成されると高尿酸血症が生じるのです。オリンピック選手の半数弱が高尿酸血症であったと報告されています。もちろん、アスリートだけが抱える問題ではありません。臓器の 1 つである脳を使うこと、仕事が忙しい、残業量が多い、休日出勤が多いといったビジネスパーンにとっても、尿酸値が上昇するリスクは多数あります。
 このよう
                           

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