社員総会の議長による質疑打ち切り

裁判例から学ぶ運営事務
藤田太郎
(ふじた・たろう 弁護士)対象:社団法人・財団法人

Q

 公益・一般社団法人の定時社員総会にあたり、例年、総会の議事進行としては、社員から提出された事前質問状に対する一括回答を行い、その後に議長が社員からの質疑を受け付け、質疑の終了後に議案の採決に移る流れとしています。しかし、近年、複数の社員から議案に関係のない質問が次々となされ、質疑が延々と続くなどして、総会の議事進行に支障が生じています。どのような場合であれば、議長が質問を制限したり、質疑を打ち切ったりして、議案の採決に移ることができるのでしょうか。

A

 社員総会において、社員の質問が社員総会の目的と関係がない場合、社員総会の議長は、そうした社員の質問を制限することができます。また、さらに質問を希望する社員がい

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