仕組債の特徴⑸
2025年12月31日
上仲孝明
(うえなか・たかあき 税理士)
仕組債は、スワップ取引やオプション取引などのデリバティブ取引の仕組みを一般的な債券に組み入れることによって組成されています。そのため、一般的な債券にはない、仕組債特有のリスクも抱えています。 (うえなか・たかあき 税理士)
1 仕組債の構造
仕組債は、主に海外で発行され、日本国内で販売会社(証券会社)によって外国債券として販売されることが一般的です。一般的な仕組債の発行者である海外の金融機関は、アレンジャーと呼ばれる国内の証券会社等によってアレンジ(調整)された仕組債を発行します。仕組債の発行者は、他の海外の金融機関等(スワップハウス)との間でリスクヘッジを目的としてデリバティブ取引(カバー取引)を行います。アレンジャーである国内の証券会社等は、投資家のニーズを把握してどのような仕組債を組成するかを発行者である海外の金融機関等との間でアレンジします。仕組債の発行者によって発行された仕組債は販売会社またはアレンジャーによって投資家に販売されます【図表】。 【図表:仕組債の構造】出典:日本証券業協会「金融商品や取引の特徴やリスク」を基に筆者作成。イ
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