Vol. 22 令和8年度からスタートする新しい公益信託制度について

内閣府公益認定等委員会 事務局だよりPLUS+
※ これまでの内閣府メールマガジンの内容を再構成したものとなります。

 

 公益信託は、委託者から託された財産を用いて受託者がその組織や能力を活用して公益活動を行う仕組みです。公益信託では、公益法人のような機関を設けることなく、「委託者の想い」を反映して、柔軟に公益活動を行うことが可能です。
 今般、公益信託制度が抜本的に見直され、令和8年4月1日から新しい公益信託制度がスタートします。新しい公益信託制度は、以下のように使いやすいものとなります。

 

・ 担い手の範囲の拡大:信託会社に加え、公益法人・一般法人、NPO法人などの非営利法人の皆様が社会的課題解決のノウハウを生かして担い手(受託者)となることも可能となります。
・ 信託財産の範囲の拡大:金銭に加え、有価証券や不動産などを信託財産とすることが可能となります。
・ 信託事務の範囲の拡大:奨学金の支給や研究開発の助成などの取り崩し型の助成活動に限らず、美術館の運営など、様々な活動を行えるようになります。
・ 公益法人と共通の枠組みでの認可・監督:公益法人と共通の行政庁が、統一的な基準の下で認可・監督を行います。また、公益信託の認可に連動して税制優遇を受けることが可能となります。

 

 以上のように、新しい公益信託制度では、公益法人等が担い手(受託者のほか、委託者や信託管理人となることも考えられます。)となって様々な社会的課題に取り組むことも可能となり、公益法人等の皆様にとっても、民間公益活動の新たな選択肢となることが期待されます。
 加えて新たな公益信託制度のスタートに先立ち、内閣府では昨年12月25日に『公益信託ガイドライン』を策定・公表しました。ガイドラインは、行政庁が法令を適用する際の留意事項(法令等の解釈・運用)や審査・処分の基準を示すだけでなく、公益信託に関わる方(公益信託に財産を託したいとお考えの方や、公益信託の事務を行う受託者や信託管理人の方)、更には公益信託に対して支援を行う国民の皆様に、公益信託制度に関するご理解を深めていただくための参考として活用いただくことを想定しています。公益信託にご関心のある皆様におかれては、是非ご参照いただけると幸いです(公益信託ガイドラインは、以下のURL又はQRコードからご覧いただけます。)。

 


https://www.koeki-info.go.jp/trust/documents/lxh7z37su4.pdf

 

 また内閣府では、公益信託に関わる方や今後公益信託の委託者になりたいとお考えの方に向けて、本年1月から3月にかけて説明会・ワークショップを全国各地で開催し、新公益信託制度の概要やガイドラインの概要について説明を行っています。説明会の資料や模様は、ホームページ(公益information)で公表していきます。内閣府では、引き続き、公益信託が民間公益活動の身近なツールとなるよう、情報発信を進めてまいります。

 


文責●内閣府公益認定等委員会事務局

月刊公益オンラインとは

財団法人・社団法人に特化した支援プログラム"シェアコモン200"の利用法人様向け実務専門誌『月刊公益』の記事を中心に、公益・一般法人に関するニュースや専門家による解説などをお届けする情報配信プラットフォームです。

詳しくはこちら
専門誌

無料登録のご案内

「月刊公益オンライン」に無料登録すると、登録の方限定の記事をご覧いただけるなど、実務に役立つさまざまな特典をご用意しております。

特典1

限定記事や
実務カレンダーが読めます!

「月刊公益オンライン」の無料登録の方限定記事や各月の事務局の作業内容がつかめる「実務カレンダー」をご覧いただけます。

特典2

最新の法改正に関する
セミナーなどの情報を受け取れます!

公益認定法改正など、最新の法改正とその対応に関するセミナーをはじめ、公益・一般法人の運営に必要な知識を深めることができる講習会の情報をお受け取りいただけます。

特典3

よくあるご相談内容をピックアップして
メールにてお届けいたします!

よくあるご相談内容に弁護士や税理士などの専門家が回答するQ&A集を、メールにてお受け取りいただけます。日々の業務のお困りごとや疑問解決にお役立てください。

特典4

公益法人・一般法人に特化した専門書籍を
10%オフで購入できます!

月刊公益オンラインを運営する公益法人協会では、社団・財団法人のための出版物を多数発行しております。無料登録いただいた方は、通常価格から10%割引でご購入いただけます。