【特別企画】認定法改正に寄せる期待
「公益法人に求められる役割とその存在価値」

 民法上の公益法人に関する規定は、明治29 年に制定以来、100年以上もの間、ほとんど 改正されずに経緯した。その理由には、そもそも規定が民法という大法典の中に入っていることが改正を妨げる大きな原因と考えられ ていた。   平成20年に行われた改正では、これまで指摘された諸問題に適切に対応する観点から、 公益法人制度を抜本的に見直すこととされたものである。   どのように改正されるかについて、全国公益法人協会からその都度提供される有識者会議の議事録を最大の関心をもって読んだ。条件的に公益法人に移行できず、そのまま移行法人として残る法人の移行期間(例・数百 年)について、これをいつまで継続していくのか、大きな注目点として心に残った。   有識者会議の最終報告を読んで、私が感じ たことをいくつか紹介する。   まず
                           

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