最新モデル経理規程から学ぶ実務
―条文解説と日々の業務のつなげ方―(前編)

上仲孝明
(うえなか・たかあき 税理士)
  • CATEGORY
    • 法人運営
  •  対象法人格 
    • 公益法人
  •  対象職位 
    • 職員・管理職
目  次
 

Ⅰ はじめに

 公益法人は、事業に必要な資金について、高い透明性をもって管理することが求められています。その透明性や健全性を保つために、意思決定プロセスや業務執行、会計処理などを明確化した内部規程を整備しています。
 内閣府ホームページでは、参考となるモデル規程を一部掲載しており(注)、その中には小規模法人向けのモデル経理規程(以下、「モデル規程」という)があります。経理規程を遵守することで、不正行為の抑止が期待されますが、「業務をスムーズに進めるための手引書」としても、法人運営に活用できると筆者は考えています。
 小規模な法人では、経理担当者が他の業務と兼務していることや、経理経験が乏しいケースもあるでしょう。本稿では、2回にわたりモデル規程を基に、経理業務のポイントを解説していきます。 

Ⅱ 経理業務の分類

 経理業務は、日次業務・月次業務・年次業務の3つに分類できます。
 日次業務は、現預金の出納や会計帳簿への記帳など、毎日行う業務です。月次業務は、請求書の受領や振込、月次試算表の作成など、月ごとに行う業務です。年次業務は、予算書や財務諸表の作成など、年単位で行う業務です。
 毎日行う主要な業務のうち、現預金の出納に関する業務は、モデル規程の第5章で「金銭」として、会計帳簿への記帳は、第2章で「勘定科目及び帳簿組織」として規定されています。本稿の前編では、日次業務と月次業務のうち、金銭と帳簿に関するポイントを解説します。 

Ⅲ 小口現金の取扱い

1 金銭支払いの原則と銀行振込

 モデル規程では、金銭は預金口座へ預け入れておき、支払いは銀行振込で行うことを原則としています。預

この記事はシェアコモン200利用法人限定です。

※ライトプランの方は一部記事のみお読みいただけます。

利用法人の方は、下記からログインしてください。
シェアコモン200のサービスについて、詳しく知りたい・登録したい方はお問合せください。

ログイン

無料登録いただくと、公益・一般法人に関する無料登録の方限定記事や
各月の作業内容をつかめる実務カレンダーがお読みいただけます。

  1. 公益法人・一般法人に特化した専門書籍を10%オフで購入できます!
  2. 最新の法改正に関するセミナーなどの情報を受け取れます!
  3. よくある相談と専門家の回答をメールにてお届けします!
無料登録はこちら

月刊公益オンラインとは

財団法人・社団法人に特化した支援プログラム"シェアコモン200"の利用法人様向け実務専門誌『月刊公益』の記事を中心に、公益・一般法人に関するニュースや専門家による解説などをお届けする情報配信プラットフォームです。

詳しくはこちら
専門誌

無料登録のご案内

「月刊公益オンライン」に無料登録すると、登録の方限定の記事をご覧いただけるなど、実務に役立つさまざまな特典をご用意しております。

特典1

限定記事や
実務カレンダーが読めます!

「月刊公益オンライン」の無料登録の方限定記事や各月の事務局の作業内容がつかめる「実務カレンダー」をご覧いただけます。

特典2

最新の法改正に関する
セミナーなどの情報を受け取れます!

公益認定法改正など、最新の法改正とその対応に関するセミナーをはじめ、公益・一般法人の運営に必要な知識を深めることができる講習会の情報をお受け取りいただけます。

特典3

よくあるご相談内容をピックアップして
メールにてお届けいたします!

よくあるご相談内容に弁護士や税理士などの専門家が回答するQ&A集を、メールにてお受け取りいただけます。日々の業務のお困りごとや疑問解決にお役立てください。

特典4

公益法人・一般法人に特化した専門書籍を
10%オフで購入できます!

月刊公益オンラインを運営する公益法人協会では、社団・財団法人のための出版物を多数発行しております。無料登録いただいた方は、通常価格から10%割引でご購入いただけます。