【ひづめの跡を追って】第3歩:牧場見学のもうひとつの愉しみ

内野恵美
(公認会計士)

 北海道旅行で千歳空港を使う時、一般の観光客は札幌に移動し、次に小樽、南なら登別方面、内陸では富良野方面に向かいます。ところが、馬に会いに行く人たちは、比較的マイナーな襟裳岬方面に向かいます。ただし、ほとんどは途中の新冠(にいかっぷ)、静内、浦河といった街で宿をとります。日高地方に何十回も行っていても、襟裳岬は未経験の人も少なくないと思います。こうして大概は馬三昧の日程となります。
 牧場見学といっても、日高の牧場は、種牡馬(しゅほば)がいるところ(種馬場(しゅばば)、スタリオンステーション)か繁殖馬と仔馬がいるところが大半で、一般の人の見学を予定していません。このため、ほとんどの牧場では、旅行者などは原則として立入禁止と考えたほうがよいです。特定の期間や時間に限り、時には牧場に事前に
                           

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