【相談室質疑応答事例紹介】「ワン・イヤー・ルール」の適用と「資金の範囲」の変更
2020年02月06日
亀岡保夫
(かめおか・やすお 公認会計士)【質問】当法人では資金収支計算ベースの収支計算書を作成しており、銀行から短期借入金と長期借入金をしています。短期借入金を資金の範囲に含めた場合と含めない場合の収支計算書の表示方法を教えて下さい。また、長期借入金にワン・イヤー・ルールの適用があると聞きましたが、その場合の貸借対照表等の表示方法も合わせて教えてください。【回答】
(かめおか・やすお 公認会計士)【質問】当法人では資金収支計算ベースの収支計算書を作成しており、銀行から短期借入金と長期借入金をしています。短期借入金を資金の範囲に含めた場合と含めない場合の収支計算書の表示方法を教えて下さい。また、長期借入金にワン・イヤー・ルールの適用があると聞きましたが、その場合の貸借対照表等の表示方法も合わせて教えてください。【回答】
1 短期借入金を資金の範囲に含めるか
公益法人委員会報告第6号「資金の範囲について」(昭和61年10月27日、日本公認会計士協会、新公益法人制度の浸透等に伴いすでに役割を果たしたとして平成26年12月2日に廃止)(以下、「6号報告」という。)には資金収支ベースの収支計算書(以下、「資金収支計算書」という。)の基礎となこの記事は有料会員限定です。