【相談室質疑応答事例紹介】オーバーパーの債券を指定及び一般正味財産を財源に購入した場合の処理

【質問】今般、元本を維持し、運用益を事業に充てることを目的とした寄付金をいただきました。当法人では当該寄付金を用いてオーバーパーの債券で運用することとしました。額面金額相当額は当該寄付金、額面超過分は自己資金を充てます。満期まで保有することとした場合の会計処理はどのようになるのでしょうか。【回答】

1 オーバーパーの債券を寄付金(元本維持が条件)と自己財源で購入した場合の考え方

 元本維持を条件として受け取った寄付金と自己財源、つまり、指定正味財産と一般正味財産の両財源でオーバーパーの債券を購入した場合の会計処理の方法を以下に記載します。
 なお、購入した債券を満期まで保有することを前提として、償却原価法を適用するものとします。オーバーパーで債券を購入している場合には債券の金額が購入
                           

この記事は有料会員限定です。

Copy Protected by Tech Tips's CopyProtect Wordpress Blogs.