【金子教授の身に憑く怪計講座】第3夜 貸借対照表を説明できるかな?
2019年07月22日
金子良太
(かねこ・りょうた 國學院大學経済学部教授)
(かねこ・りょうた 國學院大學経済学部教授)
複式簿記と2つの表
非営利組織において複式簿記・発生主義会計を導入すると、2つの主要な表が導かれる。組織の財政状態を示す「貸借対照表」と、組織の運営状況を示す「正味財産増減計算書」だ。複式簿記では、例えば、銀行から借入を行った場合には以下のように記録される。
(借) 預金 (資産の増加) ×××
(貸) 借入金 (負債の増加) ×××
預金という資金の増加だけでなく、負債の増加も記録される。これらは貸借対照表に計上される。また、従業員に給料の支払いを行った場合には以下のように記録される。
(借) 給料(費用の発生) ×××
(貸) 預金(資産の減少) ×××
資金(資産)の減少だけでは
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