【解説】雇用・請負・委任の違いと課税上の取扱い―働き方の多様化と対応実務―
2018年05月14日
上松公雄
(うえまつ・きみお 税理士・全国公益法人協会客員研究員)
(うえまつ・きみお 税理士・全国公益法人協会客員研究員)
- CATEGORY
- 税務・労務・源泉徴収
- 対 象
- 公益法人・一般法人
目 次
- まえがき
- Ⅱ 労務、役務の提供形態ごとの課税関係Ⅲ 労務、役務の提供形態ごとの福利厚生費(社会保険料等)Ⅳ 労務、役務を提供する者における租税負担の相違まとめ
まえがき
アウトソーシングという用語が一般化しているように、近頃では、法人外部への業務発注、つまり、外注によって業務の一部を遂行することは、もはや珍しいことではない。
また、法人内部において業務を担当する者についても、いわゆる正規、非正規の雇用の別に止まらず、業務委託契約や役務提供契約に基づいて労務、役務を提供する例も少なくない。
割り当てられる業務、担当する業務は異ならないとしても、その契約がどのようなものであるかによって、課税関係や課税上の
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