【会計バカ一代】其之十八 会計言語を統一せよ!?(前編)
2019年03月08日
古市雄一朗
(大原大学院大学准教授)
(大原大学院大学准教授)
時代とともに意味は変わるのか?
突然だが「異同」という言葉の意味をご存知だろうか?例文としては、「日本の会計制度と米国の会計制度の異同をまとめると以下のとおりである〜」といったように使われる。
この「異同」について辞書を引くと最初に出てくる語釈は「一致しないこと。不一致。違っている点。」といった内容であるが世間ではしばしば「同じ点と違う点」という意味で使われることがある。言葉は、変化していくので細かい使用法にケチをつけだすとキリがないわけだが、間違った使い方を見つけた場合に、それを見てニヤニヤするのはなかなか気分の良いものである。
言葉の変化を受け入れていくのか、本来の言葉の意味を重視していくのかというのは、なかなか難しいところである。例えば、変化を受け入
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