【景気のゆくえ】コロナショックがもたらす構造変化
2020年07月28日
山澤成康
(やまさわ・なりやす 跡見学園女子大学教授)
(やまさわ・なりやす 跡見学園女子大学教授)
新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の縮小傾向はひとまず収まったものの、元の水準に戻るにはかなりの時間がかかりそうだ。
日本経済研究センターが発表している4月の月次GDP(国内総生産)は、前月比マイナス4.4%で、東日本大震災の起こった2011年3月(マイナス4.9%)以来の下落率となった。この水準が続くと4-6月の実質GDPは前期比年率25%減と記録的な落込みになる。
日本銀行の6月の全国企業短期経済観測調査(短観)でも景況感は大幅に悪化した。大企業製造業の業況判断指数(DI)はマイナス34と、リーマンショック後の2009年6月以来の低水準だ。
今後の景気を見通すために、過去の危機との類似点、相違点を考えてみよう。過去と比較して、今回はかなり厳しい状況である
この記事はシェアコモン200利用法人限定です。
無料登録いただくと、公益・一般法人に関する無料登録の方限定記事や
各月の作業内容をつかめる実務カレンダーがお読みいただけます。
- 公益法人・一般法人に特化した専門書籍を10%オフで購入できます!
- 最新の法改正に関するセミナーなどの情報を受け取れます!
- よくある相談と専門家の回答をメールにてお届けします!