【景気短評】2017年の景気動向
2019年02月01日
門多 治
(かどた・おさむ 日本経済研究センター特任研究員)
(かどた・おさむ 日本経済研究センター特任研究員)
新年を迎えて2017年の日本の景気の先行きを見通してみよう。11月の米国大統領選でのトランプ氏勝利以降、その経済政策への期待が高まって米国金利高、ドル高、円安が進み、日経平均株価も1万9千円台に乗せるなど、市場には明るいムードが拡がっている。17年の日本経済はどうか?外的条件としては、3つほどポイントがあろう。
まず、第一に、原油価格の持直しである。OPECの生産調整が久々に進み、米国でのシェールブームの再来にもかかわらず、油価はバレル50~60ドル台に戻して産油国や米国経済を下支えしよう。円安も加わって日本には小幅ながら物価上昇圧力となる。
第二に、海外経済である。米国は超金融緩和からギアチェンジして、あと2回程度の利上げが実現し、財政政策への復帰も寄与して実体
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