【非営利組織のファンドレイジング戦略】第1回 寄附研究へのいざない
2018年11月12日
堀田和宏
(ほった・かずひろ 近畿大学名誉教授)
(ほった・かずひろ 近畿大学名誉教授)
はじめに
わが国の寄附活動が一般に認められるようになったのは、22年前(1995年)の阪神・淡路大震災における大規模で積極的なボランティア活動からである。現に、このボランティア活動とその運動が契機となって、いわゆる「NPO法人」も制度化され、この法人は今日では全国で5万を超えるまでに増加している。不幸にして、7年前(2011年)の東日本大震災、さらには、昨年の熊本大震災が続いて、募金活動が活発となり、「寄附金」という言葉が日常的に受け容れられるようになった。この状況に対応して、赤十字社のような伝統的な団体とは別に、募金活動に特化した各種の団体が増加し、併せて、非営利組織それ自体が寄附金集めに大きな関心を持つようになってこの記事はシェアコモン200利用法人限定です。
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