【解説】防災対策と被災後すみやかに事業を再開するための留意点
2018年08月24日
小島信一
(こじま・しんいち 特定社会保険労務士)
(こじま・しんいち 特定社会保険労務士)
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- 労務解説・防災対策・事業再開
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目 次
- Ⅱ 防災対策の基本1 災害とは何か2 災害対策の基本Ⅲ 防災対策の実務1 基本方針の決定2 防災・減災対策Ⅳ 被災後における職員のケアと事業再開おわりに
Ⅰ 防災の必要性
毎年9月1日は「防災の日」であり、その日を含む1週間(8月30日から9月5日)は、防災週間と定められている。「防災の日」は、1960(昭和35)年に、内閣の閣議了解により制定されたものだが、9月1日という日付は、1923(大正12)年に発生した関東大震災にちなんだものとなっている。また、例年8月31日から9月1日は、台風の襲来が多いとされる二百十日(にひゃくとおか)(立春を起算日として210日目)にあたるため「災害への備えを怠らないように」との戒めも込められている。
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