シーン25 成功確率0%の犯罪

上松公雄
(うえまつ・きみお 税理士・ニューカルチャー研究室)

誘拐事件トリックのパイオニア?

 不穏当なお話から始まって恐縮ですが、誘拐事件は、まず成功しない犯罪といわれています。なにを以て成功、不成功とするかも難しいところですが、犯罪を企図した側も目的を達せず、被害者の側も大きな被害を受けて決着することも多いので悲劇しか生まない犯罪といえるかもしれません。
 誘拐事件の困難性については多く指摘されるところですが、いわゆる身代金をどうやって奪うか?受渡しの方法に集約されます。フィクションの世界でも犯罪を行った際の現場不在証明トリックと並んで、様々なアイデア、構想が試みられています。そのなかでも規範性が高い、つまり、数多の作品においてインスパイアないしリサイクルされたものが『ダーティハリー』(原題『Dirty Harry』監督:ドン・シーゲ

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