【解説】ニューノーマル時代の危機管理 感染症対策に適したBCPの策定と導入〜パンデミックの長期化が予測される中、公益・一般法人が事業継続するためには〜

森本智恵子
(もりもと・ちえこ 社会保険労務士)
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    • 法人運営・BCP 策定
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目  次

はじめに

 元々日本は災害が多い国である。地震、台風、水害などの自然災害はもちろんのことだが、江戸が100万人都市となり「喧嘩と火事は江戸の華」と謳われた時代から、ひとたび火事になっても「被害を広げない」「生活保障」等の仕組みが既にできていたといわれている。
 この時代、火事は気を付けていても完全に防ぐことはできない。未然に防ぐことが不可能ならばと、市中喪失を免れるために延焼先の長屋を壊し、消失範囲をできる限り少なくした。そして翌日から地域皆で炊出しをし、長屋を建て直す。日々の生活を守るため、炊出し用の食糧の備蓄や長屋建直用の木材の備蓄(材木町等の名前で残る。)という「防災+α」の仕組みは既に江戸時代にはできあがっていた。
 「BCP」と
                           

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