事業報告の別表H(公益目的取得財産残額)の意義と算定方法
2021年09月24日
竹内啓博
(たけうち・ひろよし 公認会計士・税理士)
(たけうち・ひろよし 公認会計士・税理士)
質問
公益法人に移行して数年経ちますが、別表Hの記載方法が分からず困っています。自分で勉強してみたものの記入項目が多くて全ての記載項目について理解できません。別表Hを作成する目的や「公益目的取得財産残額」の算定方法を簡単に解説してもらえませんでしょうか?回答
簡便的に貸借対照表内訳表における公益目的事業会計区分の正味財産期末残高を「公益目的取得財産残額」とすれば足りるようにも思えますが、1つの公益目的事業のみを実施している法人では内訳表を作成していませんし、認定法が定める「各事業年度末における公益目的取得財産残額」と公益法人会計基準を適用して導かれる正味財産額には一致しない点があるため、別表Hによる「公益目的取得財産残額」の算定が必要とされています。この記事はシェアコモン200利用法人限定です。
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