今こそ必要なメンタルヘルス対策
―「ストレスチェック制度」の活用で職員も職場も健康に ! ―
2021年11月25日
伊東文子
(いとう・ふみこ 特定社会保険労務士)
(いとう・ふみこ 特定社会保険労務士)
- CATEGORY
- 労務解説・メンタルヘルス対策
- 対象法人格
- 公益法人・一般法人
- 対象部署
- 総務・人事
- 対象職位
- 役員・管理職・職員
- はじめに
- Ⅰ メンタルヘルス不調者の増加
- Ⅱ メンタルヘルス対策の体制整備と取組み
- Ⅲ ストレスチェック制度の活用
- 1 ストレスチェック制度とは
- 2 実施の手順
- 3 実施時の注意点
- 4 制度運用のコツ
- Ⅳ テレワーク時の取組み
- 1 セルフケアの促し
- 2 コミュニケーションの維持
- おわりに
目 次
はじめに
テレワークが推奨され人との接触が制限される中、コロナうつという言葉も耳にする。身体の不調に敏感になりがちな今こそメンタルヘルスに対しての感度を上げ、目に見えないことだからこそ、意識して対策を講じることが必要となる。それが労働者の本来の健康を守ることとなり、事業者の生産性向上にもつながる。本稿では、メンタルヘルス対策としてどのようなことができるのかを紹介する。Ⅰ メンタルヘルス不調者の増加
職場のメンタルヘルス不調者の指標となる「精神障害の労災補償状況」では請求件数も支給決定件数も右肩上がりが続いている(図1)。令和2年度の件数は、過労死等の労災補償のもう一つの指標である「脳・心臓疾患」にこの記事はシェアコモン200利用法人限定です。
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