コロナ禍の令和2年版「公益法人白書」

吉田忠彦
(よしだ・ただひこ 近畿大学教授)

Ⅰ はじめに

 次々と新しい形となってわれわれの生活を脅かす新型コロナウイルス。その影響は公益法人・一般法人にも及ぶ。そうした中、公益法人の状況と公益認定等委員会の活動を報告する「公益法人白書」が今年度も発表された。立入検査が制約されたこと、コロナ禍という特殊な事情を考慮して対応するという行政庁としての対応などが読み取れる。しかし、状況はより厳しさを増している。公益認定等委員会は、やはり行政庁にすぎないのか。民間有識者で構成される合議制機関としての立場から、何かできることはないのだろうか。

Ⅱ 「公益法人白書」ウェブサイトから

 先の12月に毎年恒例となっている「公益法人白書」の発表があった(令和2年「公益法人

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