公益法人の目的合理性と価値合理性

藤井秀樹
(ふじい・ひでき 京都大学名誉教授)
京都大学名誉教授。金沢学院大学教授。1984年京都大学大学院博士後期課程修了。京都大学博士(経済学)。元京都府公益認定等審議会会長、日本公認会計士協会非営利組織会計検討委員会委員等。主著に『制度変化の会計学』他。  京都府公益認定等審議会の委員を、10年ほど勤めさせていただいた。10年勤めていると、審議会に付議される法人絡みの揉め事(いわゆるトラブル)には、ある種のパターンがあることが分かってくる。
 ごく簡単に言えば、①ルールで決められたことしかしないケースと、②ルールで決められていないことをするケースの、2つである。この2つには共通点があって、それは、「自分たちは絶対に正しい」という「信仰」(絶対的な善意・義務感)の介在である。
 あるシルバー人材センターに、除草作業の依頼

この記事はシェアコモン200利用法人限定です。

利用法人の方は、下記からログインしてください。
シェアコモン200のサービスについて、詳しく知りたい・登録したい方はお問合せください。

ログイン

無料登録いただくと、公益・一般法人に関する無料登録の方限定記事や
各月の作業内容をつかめる実務カレンダーがお読みいただけます。

  1. 公益法人・一般法人に特化した専門書籍を10%オフで購入できます!
  2. 最新の法改正に関するセミナーなどの情報を受け取れます!
  3. よくある相談と専門家の回答をメールにてお届けします!
無料登録はこちら