寄付の手法と寄付者コミュニケーションのあり方

徳永洋子
(とくなが・ようこ ファンドレイジング・ラボ代表)

はじめに

 非営利団体にとっての寄付者は、単なる活動資金の提供者というわけではない。団体のミッションに共感して、その達成に協力してくれる大切な仲間である。そして寄付者は、変化する社会の中で日々の暮らしを営む生活者である。非営利団体においては、生活者を取り巻く社会の変化をふまえた寄付プログラムの提供に加えて寄付者コミュニケーションが求められる。
 そこで、本稿では、今、日本で期待される3つの寄付の手法、1.クラウドファンディング、2.遺贈寄付、3.新しいカタチの物品寄付、を取り上げ、それぞれの概要と社会的な背景、そして成功させるためのポイントを解説する。さらに、非営利団体の寄付者コミュニケーションのあり方について考えてみる。

                           

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