其之二 賞与

古市雄一朗
(大原大学院大学教授)

賞与がもらえる?

 本連載も無事に第2回目を迎える事ができた。普通に考えれば、第1回で打切りという事は無いはずだが、何が起こるか分からない世の中である。
 そんな不安を乗り越え、第2回のお題について担当者から連絡があった。
 「時期的に賞与(ボーナス)ということで如何でしょう?」
 時期的に?賞与?この連絡を受けた時には、これからは年に数回、原稿料にも賞与がつくのか!?と色めき立ったが、どうもそうではないらしい。小糠祝とは、この事である。6月15日号掲載分なので時期的にということだそうだ(なるほど編集者は6月にボーナスを貰うんだな…という邪念が頭を去来する)。
 簿記上の仕訳において賞与の支払いをどのように記録するかという問題であるが、基本的に賞与
                           

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