国債の役割と種類
2024年05月31日
上仲孝明
(うえなか・たかあき 税理士)
(うえなか・たかあき 税理士)
1 国債の役割
資産運用を行っている多くの法人は債券を運用対象としていると思います。債券は国や自治体、企業等の発行体が資金を借り入れるために発行する有価証券です。有価証券には債券の他に、株式、手形、小切手などがあり、売買が可能です。債券の中でも国が資金調達するために発行するものが国債です。国債は法人だけでなく個人も購入することができることからなじみ深い債券だと思います。今回は国債の役割とその種類について解説します。 国債には、①国の債務、②投資対象、③長期金利という大きく 3 つ役割があります。 ⑴ 国の債務 国債は、国が公共事業費調達等のために発行する債券であり、国によって元本の支払いが保証されています(利付債については、元本と利息の支払いが保証)。国債は国の事業の財この記事はシェアコモン200利用法人限定です。
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