メンバーシップ型雇用とジョブ型雇用の違い
―新時代に合わせて再考すべき雇用システム―

假谷美香
(かりや・みか 特定社会保険労務士)

 

Ⅰ はじめに

 岸田内閣の提唱する主要政策に「新しい資本主義」がある。この資本主義について政府はこう発表している。「『時代の転換点』とも言える構造的な変化と課題に直面する中、賃上げや企業の投資意欲など足下の前向きな動きを更に力強く拡大すべく、新しい資本主義の実現に向けた取組みを加速し、新時代にふさわしい経済社会の創造を目指していきます」。
 「新しい資本主義」の目指すところは以下の 3 つである。①構造的賃上げの実現。分厚い中間層の形成、②国内投資の活性化、③デジタル社会への移行。このうち、①について、リスキリングや職務給の導入、資産所得倍増プランの推進等を挙げている。岸田内閣は「ジョブ型雇用(職務給)」と表現をしていること

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